<第3回>アーユルヴェーダ的 夏の過ごし方

寒い日が続いたり、急に暑くなったりと、気温の変化が激しい春でしたね。そして、このコラムを書く数日前、関東は梅雨入りしました。

アーユルヴェーダでは、季節の変わり目の二週間をrtusandhiと呼び、少しずつ生活を変化させるように言われています。
具体的に変わり目を特定するのは難しいですが、自然や自分の変化、売られている食品などで季節の変化を感じたら、いつもより少し生活習慣に注意してみましょう。

それでは今回は夏の過ごし方についてお話しします。

初回の体質チェックで、ご自分の優勢な体質がピッタだった方は、特に注意が必要です。なぜなら、夏は何もしなくても火の要素ピッタが上がる時期なのです。
また働き盛りの中年期もピッタが多いので注意が必要です。

夏になると、太陽のパワーが強まり、私たち人間や地球のパワーが奪われます。体力を消耗し疲れやすくなり、消化の火アグニが弱まります。夏バテの症状ですね。

春の時期から、私たちの体の中に火の要素が増えてきています。
私の周りでも、お腹を下す、イライラする、皮膚の炎症など、ピッタの高まりによる症状が出ている人が増えました。

そして、次のことを意識して行なうことで、ピッタを減らす事ができます。
そうすると、今あるピッタ関連の不調や、イライラや頑固な気持ちが楽になっていくでしょう。ぜひお試し下さい。

  • 太陽や火に当たり過ぎない
  • 甘いものや冷たいもの(冷ますもの。例えばフルーツや野菜。
    冷蔵庫から取り出したばかりのものや氷で冷やしたものは冷たすぎるので控えて下さい。)、
    消化の軽いもの、液状のものを摂る
  • 涼しい環境で過ごす
  • 月光浴を楽しむ
  • バラや花を楽しむ
  • 運動をし過ぎない
  • 冷水浴
  • ワインを控える(飲む場合は、倍以上に水で薄めて飲みます。)
  • ヨーグルト、水、胡椒、砂糖で作ったラッシーを飲む

また、月や星の光に当てて冷やした水牛の乳や、日中に天まで届くような高い木のある森林で過ごす、月夜の晩にテラスで眠る、柔らかい蓮の茎の腕輪と髪に蓮の花を身につけた美しい女性と過ごす・・・なども良いそうです。
現代の生活では難しいものが多いですが、古代の生活に思いを馳せるのもHREEM的アーユルヴェーダの楽しみの一つです。

次回は秋の過ごし方をご紹介します。お楽しみに。