マーケット短信 Vol.269 Jul,9 2013

「バック ツー スクール(BTS)商戦」
6月末から7月初めにかけてニューヨーク周辺で始まったばかりの新学期商戦を見て回った。

オフィススーパーストア「ステープルズ」の郊外型の標準店は、BTSの主力商品はスクールサプライだが昨年と較べバックパックの品揃えが充実し既に売場作りを完了。マンハッタン内の店も初期はエクスプレス型の小型店による展開だったが、最近は複層階で大規模な店が増加BTSの売場は郊外型の標準店とほぼ同じ展開だ。

子ども部屋を提案する「ポタリーバーンキッズ」は、例年BTSには自社オリジナルのバックパックを店頭とショーウィンドーを使い大きく展開するが、7月初めはBTS前夜という感じで直ぐ店頭に移動できるようセットされたバックパック売場が、後方に設えられ出番を待っていた。

米国の百貨店は通常玩具,文具を扱わないが、「メイシーズ」は地階のバッグ売場でBTSのサインボードを掲げ、バックパックを主体にカラーとデザインでメイシーズらしいBTSをアピール。

BTSの主役ディスカウントストアは現在サマーセール期間中で、東海岸におけるBTSのセールは来週辺りから本格化しそうな状況下にある。

「King Kullen(キングカレン)を見た」
ニューヨークで成功した人達が競って住むと言われるイーストハンプトン。生け垣で囲まれた広大な敷地に建つ家は道からは見えず、大西洋岸沿いの家は砂浜までもプライベイトビーチ。

中心街には「ティファニー」,「コーチ」,「ラルフローレン」,「レストレーションハードウェア」など高級店が揃い、センスに定評の「ディランズキャンディバー」がここでは身近な使われ方に。

較べるとサウスハンプトンはやや大衆的だが、住むにも家族の日帰りの行楽地としても人気があり、月曜日でも多くの家族連れが訪れていた。

帰り道で立ち寄った地区に住む人達のための商業施設は、昔からの雰囲気を残す「Kマート」とコの字型に店が並ぶオープンモールの2カ所。

「ターゲット」を見るために立ち寄ったモールの正面は、アメリカ初のスーパーマーケット「キングカレン」であり、驚きと懐かしさで暫し呆然。

昔米国の流通を学んだ際スーパーマーケットの始祖として知ったマイケルカレンが創った店は、全てに充実した見事な店で現在45店舗ある。

「ファンシー フード ショー(FancyFoodShow)」
「ファンシーフードショー」は、トイショーと同じジャビッツセンターでほぼ同規模での開催。イタリア,フランスを始めとする欧州やアジアなど世界各国からの出展に加え、米国は州によるアピールもあり、美味しい食の総合展になる。

高級食材の生ハム,チーズ,ワインなど食に関するあらゆる物が揃い、会場内ではピザを焼き、生ハムは薄切りに、チーズも削り試食に供する。

日本のショーとの違いはパッケージングへの関心の有無で、素敵なギフト提案も隠れた魅力。

食品に関心を残しながらショーの後街に出た。ドラッグストアの「ウォルグリーン」,「CVS」共に食品を増強、飲料にサンドイッチ,サラダ,果物へと商品を拡げ店頭サインに食品が加わる。

32丁目の「ジャックス99¢ストア」は3階まで拡がる食品で顧客を誘引、1万店超の「ダラージェネラル」を筆頭にダラーストアも食品に注力。

食品特化の都心型「セブンイレブン」、ホットドックやピザは店内で焼きコーヒーも温かい。

米国ではスーパーマーケットも店舗数を伸ばすが,ドラッグストア,ダラーストア等の巨大チェーンによる食品の導入は大いなる脅威だろう。

「ニューヨーク何時もの店に」
土曜日のタイムズスクェアは相変わらずの混雑ぶりで、「トイザラス」は観覧車の待ち列が長く伸び、店内は大勢の人で賑い雰囲気も楽しい。

2月は休業とぶつかった「ディズニーストア」が営業しており、売場を確認すると中央部の壁面にあったレジ囲みを左手奥へ移動する工事だったようで、売場は広がり移動はスムーズだがレジ処理には客側の不満が募りそうな位置取り。

月曜日の「アメリカンガール」はヘアサロンに待ち列があり、店内は主役の女児と母親の世界。
「FAOシュワルツ」のビッグピアノは子供の声が弾け、紙飛行機の実演に子供が目を丸くする。
「ディランズキャンディバー」は新商品ラインが増加し、店内からカフェまで滞在時間が長い。