2011年に親鸞聖人の750回御遠忌(ごえんき)を迎えますが、ご住職の所感をお聞かせください。  (台東区Nさん)

御遠忌に関してはお伝えしなければならないことがたくさんありますが、ここではその全体像について私見を述べておきたいと思います。

【1】
外部課題の整理

  1. 少子高齢化(門信徒・後継者)→次代人材の育成
  2. 国民の宗教離れ(存在意義の提示)→新たな関係構築
  3. 地域からの遊離(地域との縁)→地域(寺院)再生への役割

内部課題の整理

  1. 寺院経営基盤の弱体化→寺院経営の進化
  2. 僧侶の質・意識の低下→門徒との協働
  3. 教団経営の硬直化→教団経営の改革

【2】
御遠忌事業の基本フレーム

御遠忌事業の基本フレーム

以上のように課題を整理し、御遠忌をフレーム化してみました。
本山御遠忌法要は立派にお勤めされることと思いますが、未来に向かって社会に対してどのような運動の提言・提唱ができるかが大切な視点だと思います。そうでないと社会から遊離した御遠忌になってしまいます。

「帰敬式(生前法名授与式)実践運動」は、法(戒)名がいくらだというような社会問題化しているなかで大きな提言・提唱になると考えます。将来的には生前に法名をいただく教団→生きた教団、死後に戒名をいただく教団→死んだ教団と二分化されるのではないかとさえ思われます。
御遠忌の詳細はコチラhttp://www.tomo-net.or.jp/をご覧ください。