本山で「安静形木念珠」を持参するようにということですが…  (台東区S寺さん)

安静形木念珠は、親鸞聖人の「安城の御影(あんじょうのみえい)」に描かれている木念珠をもとに作られたと言われ、「安城形」と書く場合もあります。主に下陣でのおつとめ、黒衣・墨袈裟を着用したときに用います。素材は黒壇です。

安静形木念珠ということばで検索され、明順寺ホームページにつながってこられた方が結構いらっしゃいますので、ここに写真を載せておきましょう。

なお、同じ木念珠でも「長房(ながぶさ)」と呼ばれるものがあります。安静形とは仕立て方が少しちがっています。これは主に内陣に出仕するとき、黒衣・青袈裟を着用したときに用います。

写真左が安静形、右が長房です。

安静形木念珠
安静形木念珠