お経を読もうと思うのですが、注意事項を教えてください。 (文京区Oさん)

『仏説阿弥陀経』は、拝読するまえに頂戴(ちょうだい)します(写真1)。4ページ分を見ひらき、中2ページを読みます(写真2)。読み終えたらま た頂戴します。経は「拝読」といわれるように必ず経本を手にしなくてはいけません。一言一句まちがえることなく読む、それは間違いなく教えを聞いていくこ とにつながります。

『正信偈』は、頂戴の必要はありません。勤行本(ごんぎょうぼん)を開かずにそらんじていただいても結構です。ただし、経本・勤行本とも床に直接置くなどしないよう、丁寧に取り扱っていただくことに変わりはありません(写真3)。

ここに「音聲六対(おんじょうろくつい)」をあげておきましょう。声明(しょうみょう)の心得ですが、すべてに通じるように思います。

柔(やわらか)きは宜(よろし)
強(つよ)きは宜
静(しずか)なるは宜
緩(ゆるやか)なるは宜
進(すす)むは宜
軽(かろ)きは
弱きは悪(わろし)
剛(こわ)きは悪
湿(したたる)きは悪
黏(ねば)きは悪
窄(せわし)きは悪
踈(そ)なるは悪

※詳しくは、明順寺「お経の会」で。毎月第2土曜日の13:30から。500円の会費です。

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