ゴルフレポートをお読みいただきありがとうございます。
「リシャフトの秘訣」「ゴルフクラブの重心線」さらに、カップの大きさが108センチ(煩悩の数)、仏教の説く「四苦八苦」(しく36・はっく72)から「ゴルフとこころの関係」について書かせていただきました。
さて、パットの秘訣ですか?難しいですね…。
ただ、私はボールからカップまでのラインを逆に考えるようにしています。カップからボールまでの転がりをイメージして、そこにボールを打ちかえすようにしています。そうするとパターヘッドが気負いなくスムースに動きます。
これは「死」から「生」を考える仏教の教えから得たヒントです。「死」を見つめなければ「生」はわかりません。還(かえ)るところ(浄土)がはっきりして、人間ははじめて自分の人生を気負うことなく、安心して力強く歩むことができるのです。「終わりを出発点とする」(「住職より」第20話)ということです。
そのように考えると、おのずとコースマネージメントも変わってきます。グリーンから逆算して第2打、第1打を打つのです。カップからボールまでの転がりをイメージして、そこにボールを帰(かえ)していく。すると煩悩の象徴であるはずのカップが、にわかに極楽浄土のカップへと様変わりして、安心してストロークすることができるのです。
ただし、外れてもその結果はちゃんと受け入れてくださいね。