確かにいろいろな呼び方がありますね。

住職・住職さん・ご住職・お住職・院住・院住さん・ご院さん・ご前（ぜん）さま・方丈（ほうじょう）さん・お尚（しょう）さん・お上人（しょうにん）・お坊さん・先生…。

私ども浄土真宗の特色は、非僧非俗（ひそうひぞく）あるいは在家仏教と言われるものです。ですから寺院に住むことを生業（なりわい）とし、仏さまのお給仕を日課としているということから、住職・院住という言葉がつかわれるようになりました。

そういう意味では、住職・住職さん・ご住職・お住職がなじみ深い呼び方です。北陸の方では、院住・ご院さんが多いようです。方丈さん・お尚さんは浄土真宗にはなじみません。

先生というのは場違いなようですが、私どもでも他宗の僧侶の方をお呼びするときよく使います。なんとお呼びしたらよいのか分からないときには、本来の呼び方ではありませんが便利な言葉です。