ご本尊をお迎えするには、ご本山(京都・東本願寺)からいただく場合と、仏具店が製作しているもの(町版)を購入する方法があります。
それぞれ、大きさ、表装の仕方、阿弥陀さまの描き方などで代金に違いがあります。ご本山からいただくものは間違いがありませんが、町版には質の良いもの悪いものがありますので、詳細は住職にお問合せください。
ご本尊をお迎えした場合には、一般的に「おしょうね入れ」とか「開眼供養」と呼ばれる法要を営みます。浄土真宗では「ご移徙(いし)」「おわたまし」あるいは「入仏法要」という言い方をします。
ご自宅にお伺いできればいいのですが、それが叶わない場合には、明順寺では本堂にご本尊を奉安して読経し、お持ち帰りいただくようにしています。
※「おわたまし」とは
「わたまし」は古語で、貴人が新居に転居することをいう尊敬語です。貴人を超える阿弥陀さまの転居ですので、最高敬語にして「御」がついています。