いや、大丈夫です。ご安心ください。
ただ、せっかくの機会ですから、お座敷のマナーをいくつか挙げておきましょう。
お茶席や料亭、旅館に行ったときにも役立つことがあるかもしれません。
お座敷のマナー
- お座敷に、荷物は持ち込みません。手前の畳廊下(明順寺の場合)などに置いていただくと、お座敷が気持ちよく、きれいに使えます。荷物は、襖(ふすま)や壁に寄りかけません。白い襖、塗り壁のときは要注意です。
- 床の間には、手荷物を乗せたり、乗ったりしません。大事な香炉などを壊す危険があります。
- 着替えのある場合、ハンガーを鴨居(かもい)に掛けることは止めてください。傷をつけてしまいます。
- お茶碗には、必ず茶托(ちゃたく)を用います。本塗のテーブルに、お茶碗や急須(きゅうす)などの熱いものを直接置くと、漆が変色して丸い痕(あと)がついてしまいます。
- お茶室やいいお座敷には素足はいけません。夏など女性は素足の方が多いのですが、時と場合によってはソックスを持参するなど注意しましょう。
- 畳の縁(へり)は、踏まないようにします。
- 襖は、取手(とって)に手を掛けて、丁寧に開け閉めします。
- お座敷の上座(かみざ)に、お客様を、施主は下座(しもざ)に座ります。
- トイレの履物も、きちんと揃えておきましょう。
※写真はすべて悪い例です。