そうですね。今から40年前。同じことを近隣のお寺の老僧に相談したことがありました。ずいぶん昔のことになりますが…。ご老僧は、たとい一日違っても別の日に勤めるのが本義だと。
どうでしょうね。今は、むしろ一緒にお勤めするのが一般的になっているように思われます。集まる人も大変ですし。ただし、年をへだててあまりに離れているのに無理やり一緒にというのは、いささか考えものです。
ご両親の年忌法要を一緒にお勤めされる場合には、ご命日の早いほうにあわせるか、或いは年忌の若いほうにあわせるかなど考えなければなりませんね。
いずれにしても、年忌法要を一緒にお勤めした場合でも、その方のご命日には、あらためて墓参することも大事な心構えと言えるのではないでしょうか。
すでに亡くなられたご老僧に、仏さまの都合より生きている者の都合が優先されている…と嘆かれてしまわないように心がける配慮は、大切にしたいと思っています。