明順寺の本堂の内陣にある椅子は、有名な柳宗理さんの設計のものですよね。  (中央区Fさん)

本堂の内陣を椅子式に改造したときに、柳宗理さんデザインの「バタフライスツール」を購入しました。蝶が飛んでいるようなデザインがその名の由来に なっているもので、日本を代表する傑作家具として、ニューヨークの近代美術館やパリ・ルーブル美術館に収蔵されているものです。

椅子の下には、ペルシャ絨毯が敷いてあります。伝統仏具の内陣にあって、よくマッチしていると思います。そう、京都の祇園まつりの鉾(ほこ)にも、ペルシャ絨毯が掛けられているのですよ。

西洋文化と東洋文化の本物どうしは調和する、将来は輸入品という言葉もなくなるだろう、私はこのように考えています。

柳宗理「バタフライスツール」