いわゆるお衣(ころも)には、間衣(かんえ)・直綴(じきとつ)・色直綴(いろじきとつ)・裳附(もつけ)・法服(ほうぶく)があります。
袈裟(けさ)には、輪袈裟(わげさ)・畳袈裟(たたみげさ)・墨袈裟(すみげさ)・青袈裟(あおげさ)・五条袈裟(ごじょうげさ)・七条袈裟(しちじょうげさ)。
袴(はかま)には、道中袴(どうちゅうばかま)・差貫(さしぬき)・切袴(きりばかま)・表袴(ひょうこ)があります。
持ち物には、桧扇(ひおうぎ)・中啓(ちゅうけい)。
お数珠は、本装束念珠(ほんしょうぞくねんじゅ)・半装束念珠(はんしょうぞくねんじゅ)・木念珠長房(もくねんじゅながぶさ)・安静形木念珠(あんじょうがたもくねんじゅ)・略念珠(りゃくねんじゅ)などがあります。
装束(しょうぞく)は、法要の軽重(けいちょう)と役配(やくはい)によって決まりますが、お衣・袈裟・袴・持ち物の組み合わせでなりたちます。およそ8通りです。
また、堂班(どうはん)という席次を決める位があって、裳附の色や五条袈裟の色・紋の形・数などが定められています。
布地には、精好(せいご)・羽二重(はぶたえ)・絽(ろ)・紗(しゃ)などの種類があり、それぞれを冬物・夏物とそろえるだけでも大変な費用になります。
皆さまの年忌法要では、裳附・五条・半装束念珠・中啓が正式の装束となります。