最近、参列者10人なのに広い会場、壁一面の大きな祭壇というお葬式に出あいます。
「家族葬」なのに会場が広すぎることも原因の一つです。葬儀社さんに、参列者が少ないことが上手く伝わらなかったこともあるのかも知れません。
こうした参列者の数と祭壇の大きさのアンバランス、これを解消するためにも、私は「お寺で家族葬」を奨めていかなければと考えています。
本堂であれば、簡素な祭壇でも立派です。そして、こういう飾り方があるのだということを覚えておいていただけたらと思います。
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あたかも自分の家のような親しみのあるお寺で、阿弥陀さまのまえで勤行(ごんぎょう)、聴聞し、そして亡き人を偲ぶ。これこそ「御仏事(おんぶつじ)」なのではないでしょうか。
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下の写真は、30名ほどの「家族葬」を行ったときの実際の祭壇です。