そうですね、故郷を離れての生活が長く、いざお葬式などというときに実家の宗派がわからないということはよくあることです。
実家や親せきに聞けばすぐにわかることですが、聞く人もいないということも起こりえます。
そこで、記憶の中から実家の宗派を特定するヒントとして、私ども浄土真宗のお東(真宗大谷派)の特徴をお伝えしておきましょう。
信頼できる「相談窓口」「僧侶派遣」も紹介しておきます。
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宗派:真宗大谷派(しんしゅうおおたには)
本山:東本願寺(京都府)~「お東」と称されます。
宗祖:親鸞聖人(しんらんしょうにん)
中興の祖:蓮如上人(れんにょしょうにん)
教え:浄土真宗(じょうどしんしゅう)
本尊:阿弥陀如来(立像)
称名:南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
お経:浄土三部経(『無量寿経』・『観無量寿経』・『阿弥陀経』)
日常のおつとめ:「正信偈(しょうしんげ)」~帰命無量寿如来(きみょうむりょうじゅにょらい)ではじまります。
拝読文:「御文(おふみ)」~有名なのが「白骨の御文」です。
おかざりの特徴:鶴亀の燭台(真鍮色)
僧侶の特徴:有髪の僧侶が多い
販売品:お守り、おみくじ、朱印などは扱っていません。
お墓:「南無阿弥陀仏」「倶会一處(くえいっしょ)」の表記が多い。塔婆は立っていない。
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相談窓口:「東本願寺 真宗会館」http://shinshu-kaikan.jp/
~首都圏を中心にした仏事相談・僧侶派遣に応じてくれます。
・実家のお寺と距離がとおくても依頼できる方法があります。
・お寺とのつきあいがなくても依頼できます。
・いわゆる檀家にならなくても依頼できます。