お世話になった方の弔問に京都のご自宅を訪ねました。 「お焼香を」と勧められ、どのようにしていいのか躊躇(ちゅうちょ)してしまいましたが…。  (台東区Wさん)

私にも経験があります。京都は心得のある方が多いですから緊張しました。わかりやすく本堂のお焼香机で解説しましょう。

まず香炉(こうろ)の蓋(ふた)は左に外します。香盒(こうごう)の蓋は右に外します。蓋は裏返しません。
いつもどおり2回お焼香をして、香盒・香炉の蓋をしめます。

合掌してお念仏をとなえ礼拝(らいはい)します。
高価なものでなくてもきちんとしたお念珠(ねんじゅ)もお忘れなく。まちがっても弔問に赤い色のお念珠は持たないようにしてください。

お香入れ(左) 香炉と香盒(上)  蓋を外した様子
お香入れ(左) 香炉と香盒(上)  蓋を外した様子

そして、もしできれば自分でお焼香のためのお香(沈香・じんこう)を持参しましょう。写真は携帯用の「お香入れ」です。
「香資」は袱紗(ふくさ)に包んで持参し、仏前に供えるときには逆さまに置かないようにします。(コチラに解説してあります

お香(沈香・じんこう)
お香(沈香・じんこう)