先日、「食べるヨガ」があったと思いましたら、今度は「歌うヨガ」。ほんとにYogaの幅広さに驚きます。
でも、考えてみれば仏教にも「精進料理」がありますし、声を出して耳で聴くという意味では「声明(しょうみょう)」といわれる読経があり、南無阿弥陀仏をとなえる「称名念仏(しょうみょうねんぶつ)」があります。
そういう意味では、むしろ仏教が発展し展開していく過程において、インドのYogaを巧みに取り入れて、現在の形にまでなってきたのだと思われます。
もっとも、食べることも歌うことも、人間の本能ともいうべきことですから、ヨガや仏教がそれらを取り入れてきたことは必然と言えるのでしょう。
大切なことは、食べることも、声に出してお勤めすることも、人間存在を超えた永遠なる阿弥陀仏の徳をほめたたえ、感謝してこそ成り立ちうるということですね。
講師は、食べるヨガでもご指導いただいた村田由恵さんです。