Ⅰ ゴルフクラブの「シャフト交換」のコツ知っていますか?

2008年5月、ぎっくり腰の影響もあって極度のスランプにおちいっていました。どのようにクラブを振ればいいのかわからないほどの状態でした。ちなみに、私のゴルフ歴は20年。スコアーは平均85前後。年齢は56歳です。

そんな時、たまたま練習場でお会いしたご門徒の親戚の方に「フジクラゴルフクラブ相談室」(江東区木場・TEL03-5857-2600要予約)に行くこ とを勧められました。スイングの状態が悪い時にクラブのフィッティングを受けるのは躊躇しましたが、藁をもつかむ思いで行ってみました。

シャフトは簡単にいうと先調子・中調子・元調子とあって、それにさまざまな重量と硬さのものが用意されています。どのようにして自分にあうシャフトを選んだらいいのでしょうか?

まずは、ドライバーから。スペックの違うドライバーを次々に打っていきます。ただし、一本のドライバーにボール3つ。驚いたことに、自分にあうシャフトは 最初からうまく打てるのです。3球打ってだめなクラブは捨てていきます。何発も打って慣れてしまって、うまく打てるようになってしまっては自分にあうクラ ブがわからなくなってしまうからなのです。自分にあうクラブでは、ヘッドスピードも上がり、さらに曲がりません。フィッターさんの適切なアドバイスをもと に約40分で結論がでました。

私の場合は先調子のシャフトで、総重量310グラム弱が気持ちよく振れました。ドライバーにあわせてフェアウェーウッドもリシャフトの注文をしました。

その結果、それまで左が怖かったドライバーは弾道がストレートからフェードに、振れば振るほど弾道がストレートに、飛距離も伸びていくようになりました。 タイミングが合わずまったく打てなかったフェアウェーウッドも見違えるように打ちやすくなりました。

ところでここが肝心なのですが、こんなにウッドが打ちやすくなった理由は、実はリシャフトによる効果だけではないのです。それについては次回にお話しましょう。

とりあえず皆さまには、クラブ選びのときには、一本のドライバーにボール3発を思い出してくださいね。

皆さまのゴルフライフがより素晴らしいものとなりますように。
明順寺住職:齋藤明聖